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速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、 適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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 昔からミーハーな私です。

 自分の行ったところ、買ったものなんかがメディアで紹介されたりすると

 とにかくテンションの上がるタイプ。

 本についても、自分のなじみのある場所などが舞台になっていると

 どんどんその情景が浮かんできて、とっても親近感がわきます。 

 (だから、日本人作家の海外を舞台にした物語とかは苦手なんです…。)


 で、先日お借りした、大人気の作品を紹介します。

 阪急電車
 
 『阪急電車』 有川 浩著 幻冬舎刊

 
 舞台はタイトルの通り、

 大阪と兵庫をつなぐ阪急電車です。

 乗客それぞれの人間模様。

 「わあ、むっちゃこういうことあるある!」

 と思わず大阪弁で言ってしまいそうな、リアルな関西のノリで描かれた作品です。

 こてこて大阪人の私が言うのだから間違いありません(笑)。

 作者の有川さんご自身は高知県出身の方だそうですが、この今津線の沿線にお住まいとのこと。

 きっと、車内になにげなく溶け込みながら、つぶさに人間観察されてたのでしょうね。

 広島市内に長く住んでいた私としては、広島出身の関学生・圭一くんを応援しています!



 関西を舞台にした作品をもう一つ。

 宮本 輝 全短篇上

 『宮本 輝 全短篇(上)』 集英社刊


 宮本 輝氏の描く作品には、雑然とした大阪の下町が多く出て来ます。

 登場人物も、毎日を生きるのに必死な人々ばかりです。

 
 ですが、そこを流れるドブ川や、トタン屋根の安普請の家などの描写を読むたび、

 私はそれを美しいと思ってしまうのです。


 どれも有名な作品ばかりですが、

 特に、『トマトの話』 は秀逸です。
 
 
 ちなみに、『夢見通りの人々』 (新潮文庫)も私が大好きな作品です。

 ぜひ読んでみてください。
 
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 いきなりですが、皆様はテレビはお好きでしょうか?

 不景気の波がテレビにも押し寄せ、

 番組がセコくなったとかいろいろ言われていますが、
 
 私はやっぱりテレビが好きです。

 平面な世界観を立体化してくれますし。


 さて、先日知ったのですが、
 
  『世にも奇妙な物語』 は今年で20周年だそうですね。

 私はこの番組が大好きで、ほぼ欠かさず観てます。

 で、次回10月4日(月)には「人気作家競演編」が放映されるそうです。

 その作家陣がなんと!

 京極 夏彦宮部 みゆき東野 圭吾朱川 湊人万城目 学

 の5氏。

 ホントに豪華です…。思わずため息が出ます。

 忘れないように、予約録画せねば


 あと、それから、

 NHKのBSハイビジョンで

 『星新一ショートショート』 再放送中です。

 (毎週日曜 21:45~55)

 アニメやドラマなど、10分間ですがとにかく濃密です。

 星 新一といえば、一時期中毒のように愛読されていた方も多いのでは?
 
 「小学生の子どもと80代のお年寄りの共通の話題になれる作家は星新一だけだ」

 というセリフを聞いたとき、ファンでいられてよかったとホントに光栄に思いました
 


『聖☆おにいさん』

ついに読みました!!

(借りる&@マンガ喫茶)

聖☆おにいさん

『聖☆おにいさん』 中村 光著 講談社刊


いやぁ~、面白いですね。

イエスもブッダもゆるぅい感じで。でも深い。

絵のタッチもとってもいいです。


それから…。

二人が着ているTシャツに書かれた文字!!

倫理の用語集(山川の。)で重要ワードとして出て来そうなものばっかりです。

その言葉が分からないとちょっとクヤしくなる私…。

ウィキペディアで地味に検索しています…(笑)。


9月に入ったというのに、まだまだ暑いですね(-_-;)

さて、いきなりですが、

子供の頃の私の夢は、

「本屋さんと結婚する」

でした。


「お店番をしながら、好きな本を好きなだけ読めるから」

それだけの理由でした。


子供だったからとはいえ、今思うと、つくづく甘いなあ…。

「自分で経営する」という発想がないのも、受け身の私らしいです。

(一応、お店を手伝うという気持ちがあったとはいえ。)


バーチャル書店が普及し、リアル書店はリアルに存亡の危機にあります。
(ふざけている場合じゃなくて。)

有名な大型書店も合併を繰り返しているのが現状です。


で、最近、

人生の成功者とされる方たちの共通点を発見しました。

それは、

「子供の頃、近所の本屋さんではツケが利いていくらでも本が読めた」

というもの。

す、スゴい!

まさに贅沢な行為と言わざるをえません…。


おうちも本当に裕福だったんでしょうね。

それに、帝王学の一環だったのかも?


だけど、その方たちが本当にすごいのは、

「節度を持って、本当に興味のある本だけ買うようにしていた」

という点。

その当時から、「しっかりと自分で考えて、行動する」習慣を身につけていたのでしょうね。

親御さんにしても、子供を信頼していなくては絶対にさせてあげられないこと。


教育って、やっぱり何世代にもわたって大切に培うものなんだなって、心から思いました。
 


気がつくと、8月もあと一週間ほど。

最近の学校は、2学期の開始が早く、

学生の受講生さんとのもっぱらの話題は、

「宿題終わった?」

だいたいのところ、

読書感想文 or  自由研究を残すのみ

という答えが圧倒的です。


そもそも読書感想文って、

「課題図書はかた苦しいし、なんだかお説教くさいからイヤだけど、

自分で選ばなきゃいけないから自由図書はもっと面倒だなあ」

というジレンマに悩まされますよね。

誰しもが経験する、「永遠の命題」と言えます。

(大げさだなあ。)


ということをツラツラと考えているうちに、

今回は読書感想文向けの(あくまで私視点ですが。)

作品の紹介をすることにしました。


銃とチョコレート

 『銃とチョコレート』 乙一著 講談社刊


名前のインパクトもあり、なんとなく気になる作家ではありましたが、

今までは読むチャンスがありませんでした。

ですが、先日図書館で、あまりにタイトルと装幀が美しい(背表紙が布)ので手に取ってしまいました。


なにげなく読み始めて、どんどん引き込まれていったのですが…。

気づきました。

これは単なる児童向けの作品ではないな、と。


大人の世界と子供の世界のはざまに立つ

少年リンツが経験する、

残酷な現実。

だけどそれと同時に浮かび上がってくる希望。

シニカルでコミカルで、ビターでスウィート。

全てが二律背反である世界が描かれています。


子供って、ただ無垢なだけな存在じゃない。

知りたくないのに知らなければならない現実に出会い、

大人以上に深い諦観を抱いていることもある。


だからこそ、子供たちに読んでもらいたい作品です。

「共感できる」という感想を持つ人が多いはず。


最後に…。

出てくる人名や地名は全てチョコレートにちなんだものになっています。

chocoholic な私にはそれもたまらない魅力です。
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