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最近では、いわゆる従来の本のことを
p-book
と呼ぶんだとか。
この p とは
paper や physical (「物理的に」存在する)
を表すそう。
もちろん、台頭してきた
e-book に対抗して。
e がもはやデフォルトになりつつある世界。
私はちょっとついていけない感じしてますが…。
ただ、電子書籍って、
実際に使っておられる方のを拝見すると
予想以上に軽くて、確かに便利みたいですね。
レパートリーもめちゃくちゃ多いし。
実は、急に我が家も購入を検討中。
(使いこなせるか?と不安ではありますが。)
そんなときに出会った一冊。
『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』
ウンベルト・エーコ、ジャン=クロード・カリエール 著
阪急コミュニケーションズ刊
まるで辞書のような装幀。
天・地・小口はなんとも言えない深みのある青。
私はラピスラズリを想起しました。
(実際にはもっと濃いのでしょうが。)
図書館というより、博物館そのもの!みたいな
共に著名なイタリア人とフランス人が
互いの自宅にて
書物についての対話を繰り広げていきます。
二人はこよなく書物を愛しています。
「本」ではなく、「書物」という表現が似合います。
そして、改めてホッとします。
紙の書物が滅びることなどないのだ、と。
価格は2940円と、辞書並みですが(笑)
飾っておきたくなる所有欲をそそる一冊です。