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速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、 適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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 私が、一冊の本に出会い、

 それが私にとって大切な作品となるかどうかは、

 もののあはれ

 で決まるのです。
 

 もののあはれって?

 
 本当のことを言うと、この意味、私自身もよく分かっていないんです。
 
 だけど、他の言葉ではどうしてもうまく言い表せないんです。

 でも、いつもいつもこれが基準になって来ました。


 たとえば…

小暮写眞館

 『小暮写眞館』 宮部みゆき著 講談社刊

 
 宮部みゆきの作品に、基本ハッピーエンドはありません。

 非のない人物が、人生の中で不幸な出来事に巻き込まれてしまったときに、

 「どうやって自分に折り合いをつけ、希望を見いだすか」

 これが全てです。


 トリツカレ男

 『トリツカレ男』 いしいしんじ著 新潮社刊

 ジュゼッペとペチカのラブストーリー。

 優しい人たちばかりだからこそ、
 それぞれの悲しみがあります。


 
 ちなみに…。

 音楽では
 宇多田ヒカルちゃんに
 一番もののあはれを感じる私です。
 
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 勝手なイメージですが、

 私の中で、

 『三国志』・『西遊記』・『水滸伝』

 はいつも三位一体という感じがあります…。

 (一応調べてみると、成立年代はどれも明朝らしい。
  だからごっちゃなのかな?)


 で。何の話かというと…。

 私はこの中で、昔から『西遊記』が大好きです。
 
 (ドラマも新旧観てますよ~。)

 で。

 諸星大二郎のマンガも大好きです。


 ということで、今夢中になっているのが

 西遊妖猿伝

 『西遊妖猿伝』 諸星大二郎著 講談社刊

 
 もちろん、諸星氏ですから、彼らしい奇想天外なお話になっています。

 でも、本当に面白いのです。

 実はこのシリーズ、ずいぶん昔から発行されているのですが…

 「大唐篇」以降、長い間新刊が出ず、展開がありませんでした。

 
 先日、書店で「西域篇」を見つけたときは本当にうれしかった!!

 なんと再開まで「11年」のブランクがあったみたいです。

 ここでやっと三蔵法師・悟空・八戒・悟浄の4人がそろいました!!

 いろんな意味で本当に長い旅です…。

 
 そして、西遊記のお話といえばもう一つ。

 中島敦

 中島 敦 ちくま日本文学012 筑摩書房刊

 
 中島 敦といえば、『山月記』が超有名ですが…。

 (虎になる話ですね。)

 この本の中に載っている、

 『悟浄出世』

 『悟浄歎異』

 は本当に傑作です。

 
 悟浄が悩んで悩んで、三蔵・悟空・八戒と出会うまで。

 そして、旅の間に3人を観察しての彼なりの分析。

 
 私はキザな作家は好きではないのですが…

 中島 敦だけはキザが似合ってます。
 


世界一タフな職業とは何でしょう?

それは

「スパイ」

だと思います。

「誰にも知られることなく、世界を飛び回って、国家機密に関わる重大な任務を果たす」

という仕事に、幼い頃に憧れを持った方も多いのではないでしょうか?

(私もその一人ですが。)


今回はそのスパイについてのお話です。

ジョーカー・ゲーム

『ジョーカー・ゲーム』 柳 広司著 角川書店刊


「D機関」と呼ばれるスパイ養成学校の学生が実践的な活動を行う

という連作短編集です。

どの作品も、とってもスリリングな展開で目が離せません。

描写が緻密で、ここまで「ハードボイルド然とした」文体もないでしょう。


ここの学生たちは皆、

共に厳しい訓練(その内容も多岐にわたる!)を受けながらも、

同期にすら「本当の自分」を語ってはいけないのです。


スパイは、敵をあざむくために

「偽りの個人として」実際に結婚もし、子どもまでもうけることもあるそうですが、

その任務が終われば、あっさりと「妻子は捨てる」

という冷徹さがなければ務まらないのです…。


これを読むと、スパイの本当の厳しさがよく分かります。

ただそのイメージのカッコ良さに憧れてた私ってやはり甘いです…。
 


梅雨真っ只中ですね…。

お洗濯物は乾かないし、じとじとべとべと蒸し暑い…。

気分までなんだか沈みがち…。

梅雨はキライ!!と思っておられる方が多いのでは?


ですが!

実は私、

梅雨の時期が大好きなのです。

なぜならそれは、私が集めている

かたつむりグッズが出回るからです

かたつむり

小さくてすみません<m(__)m>

見えにくいですが、これは全部かたつむりなんです。


しかもトイレに飾っているので、

じっとりイメージのかたつむりを置くのは悪趣味!!

とうちのだんなさんは申しておりますが。

少しずつ集めている(なかなか見つからないものまた魅力で。)のですが、

だんだん増殖しているみたいで怖い…。

とも(笑)。


なぜこんなにかたつむりに魅かれるのでしょう?

図鑑なんかを眺めていると、

じっとりとろとろしているわりに、殻が派手だったりで

自分を見ているような気になります

最近では前世だったんじゃないかと思えるほどです(#^.^#)


ちなみに、同様の理由で

ウミウシとキノコも大変気になる存在です


ワールドカップ、大いに盛り上がってますね…。

超・スポーツ音痴の私ですら、放映をとっても楽しみにしています。
(オフサイドのルールについてはいまだに???ですが。)

で、考えてみました。

私はスポーツを題材にした作品を読んだことはあるのか…?

ありましたっ!!

マッチメイク

『マッチメイク』 不知火京介著


何のスポーツだと思いますか?

プロレス

のお話なんですよ。

しかも!

江戸川乱歩賞を受賞した

本格ミステリー

なんです。

プロレス興行についてのマニアな裏話も満載で、

プロレスファンにも、ミステリーファンにも大満足の作品です

読み終わったらモーレツにプロレスが観たくなります。

(昔はよく深夜にテレビ放送してたんですけど。)

今後、プロレスというスポーツをレスペクトするようになるかも…?

実際のところ、私は

たまに、電信柱に貼られているプロレス興行の広告がやたら目に入るようになりました(笑)。


と、ここまで書いて…。

最近は、

文化系クラブ

を題材にした作品も

マンガとかでよく取り上げられていますよね。

百人一首のかるた部についての『ちはやふる』

『とめはねっ!鈴里高校書道部』

なんかが大人気ですし。


地味な私!としましては、

こういう文化系クラブに光が当たるのはとってもうれしいことです。
 

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