速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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世界一タフな職業とは何でしょう?
それは
「スパイ」
だと思います。
「誰にも知られることなく、世界を飛び回って、国家機密に関わる重大な任務を果たす」
という仕事に、幼い頃に憧れを持った方も多いのではないでしょうか?
(私もその一人ですが。)
今回はそのスパイについてのお話です。
『ジョーカー・ゲーム』 柳 広司著 角川書店刊
「D機関」と呼ばれるスパイ養成学校の学生が実践的な活動を行う
という連作短編集です。
どの作品も、とってもスリリングな展開で目が離せません。
描写が緻密で、ここまで「ハードボイルド然とした」文体もないでしょう。
ここの学生たちは皆、
共に厳しい訓練(その内容も多岐にわたる!)を受けながらも、
同期にすら「本当の自分」を語ってはいけないのです。
スパイは、敵をあざむくために
「偽りの個人として」実際に結婚もし、子どもまでもうけることもあるそうですが、
その任務が終われば、あっさりと「妻子は捨てる」
という冷徹さがなければ務まらないのです…。
これを読むと、スパイの本当の厳しさがよく分かります。
ただそのイメージのカッコ良さに憧れてた私ってやはり甘いです…。
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