速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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女性たち(特に二十代・三十代)に圧倒的な人気を誇るのが、
江國香織です。
この人の描く人物は、
どこかとらえどころがなく、
ふんわりとした空気感をまとっていて、
それがなんともいえない魅力になっています。
どの作品も彼女特有の世界観に満ちていますが、
私が特に大好きなのは、
『つめたいよるに』 新潮文庫
この短編集は、いうなれば
「大人のための童話」です。
中でも、私が特におススメしたいのは、
2001年度のセンター入試 国語Ⅰに出題された
愛犬との別れと奇跡を描いた『デューク』
(この作品の出題は大きな反響を呼んだそうですが、
なかなか感情移入して読む状況ではない!受験生の皆さんにとっては
こういう出会い方は幸せだったのかどうか…(笑))
や、
ある女の子が、輪廻転生を通して、そのときそのときの恋人に巡り合う『いつか、ずっと昔』
お侍さんが、現代にやって来て家族をなす『草之丞の話』
です。
以前、ある評論家が、
「彼女の魅力は、
『ありえない話を、あるかもしれない話』
にしてしまうところだ」
と言っていましたが、
けだし名言です…。
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