速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「いつか、この人のことを書きたい」
とずっと思ってました。
その人の名は…
寺山 修司
私が人生で最も影響を受けた作家です。
初めて彼の作品を読んだのは、
大学受験のときです。
過去問をやっていて、エッセイに出会いました。
テーマは、「犬は家出するか否か?」
ものすごい衝撃でした。
今までの概念が覆されるというか。
大学生になり、20代はずっと「彼ひとすじ」だったような気がします(笑)。
実験演劇を創り、短歌を詠み、エッセイを書く。
短い人生で、病から失うものも多かったようですが、
まさに命を燃やし尽くした時代の寵児です。
(なんてえらそうに書いていますが、リアルタイムではありません。)
この人を象徴している一冊が、
『不思議図書館』 角川文庫
マジック、だまし絵、ギャンブル、ドラゴン etc.…
不思議な存在の事物への考察を読んでいるうち、
自分がサーカスに迷い込んだような錯覚を起こします。
30代も半ばになり、ちょっと大人になって(笑)、
最近は彼の短歌ばかりに気をとられがちでしたが、
改めてエッセイをいろいろと読み直してみると、
やっぱりすごいとしか言えません。
彼が死ぬまで保ち続けた、
知的探求心と青臭いような反抗心。
私も忘れずにいたいと思います。
PR
この記事にコメントする