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速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、 適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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 先日、この人の話題が出たので…。


 三島 由紀夫が好きという方はたくさんいらっしゃると思います。

 現在、『別冊 太陽』にて、特集が組まれています。

 
 高校時代、現国の先生(素晴らしい才媛でした。)が、

 「彼の文章は本当に美しい」と話すのを聞き、以来、

 私の中では常に「美」という一文字が連想される作家です。

 
 私が偏愛している作品が、

 春の雪

 『春の雪』 新潮文庫 

 
 です。

 
 高校時代に出会ってから、ことあるごとに読み返してきた作品。

 『豊饒の海』という連作集(全四部)の第一部ですが、私はこれしか記憶にありません。


 登場する華族の人々の生活習慣に大いに驚きもし、憧れを抱きました。


 数年前に行定 勲監督によって映画化されることになり、

 その主題歌がヒッキーだということが判ったときは大興奮しました。

 (曲は素晴らしかったけれど、

 妻夫木くんは華族の雰囲気には少々無理があるなぁというのが、

 正直な感想です。)


 話がそれてしまいますが…。

 うちの両親は、1970年11月24日に結婚しました。

 翌日から車にて伊豆へ新婚旅行へと出発したのですが(時代ですね。)、

 ドライブ中、ラジオで三島氏の事件を知り、その情報の一部始終を聞いたとのこと。

 ママは、「彼の呼び名が『作家の三島氏』から『三島』と変わっていくのがとにかく怖かった」

 と今でも話しています。


 最後はセンセーショナルな亡くなり方をされましたが、

 私にとっては「美しい作家」であることには変わりなく、

 氏の作品をこれからもずっと愛し続けたいと思います。
  
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 長らく日が空いてしまいました。

 ここを訪れてくださる、奇特な皆さま、申し訳ありませんでした。

 これからも何卒お付き合いくださいませ<m(__)m>


 ということで、久々のアップです。

 
 さて、皆さまはアンパンマンはお好きでしょうか?

 私は大好きです。


 自分の顔を食べさせてその人を勇気づけるという、

 なんたる自己犠牲!!

 仏教説話かぁ~!?

 と思わず言ってしまいそうな、愛すべき彼の行動。


 それを生み出した人は、

 どなたでもご存じの、

 他ならぬ、やなせたかしさんです。


 元々はグラフィックデザイナーで、

 三越の包装紙の、

  「Mitsukoshi」

 の文字は彼のデザインだとか。


 アンパンマンで一躍有名になられましたが、

 実は本来、それはそれはせつない詩や物語を書く方です。
 
 季刊誌の、 『詩とファンタジー』 (かまくら春秋社)

 の責任編集もされています。(この雑誌もすごおくいいんですよ。)


 先日、帰省した際、

 愛読していた本が偶然にも見つかり、持って帰って来ました。

 これが、その本です。

 3分間劇場
 
 『やなせたかし幻想短篇小説集 3分間劇場』 サンリオ刊

 (1989年発行、とあり。)

 
 以前から読みたくて、インターネットでこの本を探していたのですが、

 どうやら絶版になっている様子。

 (絶版書を持っているというのは、なぜか誇らしいのですが。)


 装幀もとっても素敵で、

 「3分間劇場」だけに、

 最初のページに、支配人やなせさんからの「招待状」として

 チケットとプログラム(目次になってます。)が封入されています。

 これを買った当時、この演出?のカッコ良さにしびれた記憶があります。

 
 どの作品も、短いけれどせつないものばかりです。

 これらは、アンパンマンで売れるようになるまでに長い時間がかかったという

 やなせたかしさんそのものを象徴しているかのようです。


 現在、京都国際マンガミュージアムでは、

 「ぜんぶ!やなせたかし!展」

 が、開催中(~12/26)とのこと。

 多分行くと思います。

 
 アンパンマンだけじゃない、やなせたかしさんの世界を

 皆さまにもぜひ知って頂きたい私です。 

 
 アナログな私です…。

 
 先輩の先生から、

 「ここのブログを書いてみないか」とお話を頂いたとき、

 まず悩んだのは、

 「私にデジタルな作業が出来るのか?」

 ということでした(笑)

 (おかげさまで、どうにかこうにかなんとかやってます)

 
 先日の「情熱大陸」で、

 装幀家の名久井 直子氏が出ておられました。

 (「情熱大陸」って、ブックデザイナーの祖父江 慎氏や、

 編集者の松岡 正剛氏、絵本作家の荒井 良二氏など、

 本に関わる方がフィーチャーされることが多いんですよね。)

 
 名久井さんは今、「紙の未来を考える」というプロジェクトに参加されているそう。

 番組の中では、

 「いろんな種類の紙を、裁断しないまま一冊の本にする」

 といった試みなどに取り組んでおられました。

 奇想天外な発想で、観ていてわくわくしました。

 
 電子書籍が台頭するようになって、出版社、印刷会社、製紙会社は深刻な状況だとか…。

 実際、電子書籍で購入すると、同じ作品でも従来の書籍よりずいぶん価格も安いようですし。

 (「自炊」とかって言葉も流行りました。) 

 なにしろエコだし。

 
 だけど、私はやっぱり従来の本・書籍という形態が大好きです。

 絶対になくなってほしくない。

 
 高校時代、「現代に影響を及ぼした人物」とかいうのに、

 紙の発達(改良を加えた?)に大きく貢献した「蔡倫」が確か7位にランクインしていて、

 ものすごく意外であったと同時に、なんだか妙に感動したことを憶えています。


 速読レッスンでは、パソコンと紙教材(児童書と巻紙)を使用しています。

 デジタルとアナログ、横書きと縦書きのどちらをもマスターして頂きたいという考えからです。


 今後、アナログ派にはますます厳しい時代になっていくと思います。

 だけど、

 電子メールを活用しながら、素敵なデザインの便箋で手紙を書くことを楽しむような

 バランスの取れた人間でありたいと思う私です。 
 


 うちは、夫婦そろって犬派です。

 好みの犬種は違いますが、デカくてなんぼ!という意見では一致しています。

 ちなみに、私の実家ではアフガンハウンド、

 だんなさんの実家は代々、柴犬を飼っていました。


 そんな私なのですが…。

 最近読んだ本に出てくる猫たちがあまりに素晴らしくて、

 次は猫を飼ってみたい!と真剣に思っています。


 まずはこれ。

 きりこについて

 『きりこについて』 西 加奈子著 角川書店刊

 
 この作品の主人公・きりこが愛してやまない、

 飼い猫、「ラムセス2世」。

 その観察眼の鋭さは、人間のそれをはるかに超えていて、

 「猫ってこんな能力があるんだ!」と思わざるを得ません。

 エンディングは本当に素晴らしく、涙があふれます。



 それから、もう一つ。
 
 きょうの猫村さん

 『きょうの猫村さん』 ほし よりこ著 マガジンハウス刊


 ネコの家政婦、猫村ネコ。

 なぜ、ネコが家政婦なのか?という疑問は、

 「ぼっちゃん」に逢いたい一心の、

 彼女の奮闘ぶりにかき消されます。

 そして、ゆるいようで実は深い。


 以前、紹介した

 『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』 の

 マドレーヌ夫人もそうでしたが、

 猫という生き物は、人間におもねることなく、

 あくまで本能に忠実で、自由に生きています。

 その生き方はうらやましくもあります。

 実際に飼ってみると、その魅力の虜となり、奴隷となってしまうのでしょうね…。
 


 前回、
 
 「日本人作家の海外を舞台にした物語とかは苦手」と言ってた私ですが…。


 実は、

 「この人の作品だけは例外!!」

 という作家がいます。

 それが佐藤賢一氏です。


 私が最初に出会った作品がこれです。

 カエサルを撃て

 『カエサルを撃て』 中公文庫

 
 この作品の一部が、高校の国語テストで出題されてました。

 私は当時、学習塾にいたので、生徒さんと一緒に問題を解いたのですが、

 あまりの内容のおもしろさに、問題そっちのけでその世界観にハマってしまい、

 (国語の問題を解くときには、本来は絶対あってはならないことなのですが。)

 早速、図書館で借りて、しっかり全篇読みました。


 以降、『王妃の離婚』 や 『カルチェ・ラタン』 などの傑作にたくさんめぐり逢って来ました。

 後世の人間が書いたとは思えない臨場感。

 自分が当時の西洋人になったのではないかと勘違いしてしまうほどです(笑)。


 私は高校時代、世界史を選択していました。

 ご存じの通り、日本史は範囲が狭く深く、

 何より漢字が多かったので覚えられず、カタカナの方がまだまし。

 というのが理由でしたが。

 
 ただし、地理がダメ、論理的思考がダメだったので、成績は正直イマイチでした。

 (流れと関連のない、暗記だけでクリア出来る文化史だけは得意でしたが。)

 
 ですが(だからこそ?)、最近になって世界史をまた勉強したくなって来ました。

 で、買って読み始めたのが、

世界史(古代編)

 『読むだけですっきりわかる世界史(古代編)』 後藤武士著 宝島社刊

 
 当初は、「本当にきちんと書かれているのか?」と不安があったのですが…。

 大変詳しく、「すっきり」とわかりやすくまとめてあります。
 (後藤さん、疑ってゴメンなさい。)

 やっぱり、古代ではギリシア・ローマ辺りが私は一番好きです。

 ただいま、第1回三頭政治のくだり。

 そろそろ来ます。
 
 「ブルータス、お前もか!」
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