速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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先週の金曜、
ふくやま美術館へ。
6月12日(日)まで
『森村 泰昌 モリエンナーレ まねぶ美術史』
開催中です。
モリムラ氏といえば、なにわが生んだ世界的な現代芸術家。
若き頃から、
「まねぶ」
(「学ぶ」と「まねる」という二つの言葉の古語)
という姿勢を通して、いろんな作品を創ってきました。
それは絵画だったり、書だったり、写真だったり。
元になった作品と対比する形式で
展示されているので、
有名な作品にもたくさん出会えます。
とってもお得な感じです。
「模倣」を嫌う人もいます。
「独創性がない」 「人のやったことをマネるのはさもしい」
そんなふうにとらえられることもあります。
ですが、何事も「型」から始まります。
先人のありようを踏まえてこそ、
より優れたものは生まれるのでしょう。
「 『型破り』 は、型にはまらなければ成し遂げられない」
そう言った人がいるそうですが、本当に素晴らしい言葉だと思います。
模倣といえば…
もう20年ほど前になってしまいますが、
清水 義範氏のパスティーシュ(フランス語で「模倣」の意)
が、売れに売れた時期がありました。
ある有名作家の文体や、
ある書物の世界観をまねた作品が多く、
めちゃめちゃ面白かったです。
(今思うと、ちょっとバブルの浮かれた感じがあったのかも?ですが)
高校時代の友人は、大学(文学部)の卒論で
清水氏を研究しようと真剣に考えてました。
(結局、教授に「それはちょっと…」と言われて、中島 敦になったはず。)
「まねる」 ことは、深い洞察力とその対象への強い愛が必要です。
そして、その意味を理解するには
観る側の人間が元の作品を知っておく必要がある、という事実。
私がブログを書かせて頂くようになって、1年半。
毎回、悪戦苦闘です。
ですが、
「今回はこの路線で書こう」
「今日は△△風でいってみよう」
と考えているとき、とても幸せな自分がいたりします。
そのために、いろんな世界を知らなければ。
すべてはパロディです。
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