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速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、 適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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 皆様 突然ですが。


 俳句派でしょうか? それとも 短歌派でしょうか?


 私は昔からダンゼン短歌派です。


 (どっちでもねえよ!という声も聞こえてきそうですが。)




 俳句って、音数が少なく(十七文字)


 余計なものをそぎ落とし過ぎちゃって、


 なんだかもの足りない、枯れきった感じがするのです。


 季語の制約があるのもハードル上がる気がして。


 (俳句派の皆様、失礼なこと言ってホントすみません。

 その味わいが分かるようになるのには、私はまだ未熟過ぎるということで。)
 



 短歌は短歌でもちろん、


 奥深く難しいことには変わりないのですが。


 
 「意外と面白そう」

 「ちょっとやってみようかな」

 と思わず言ってしまいそうな本を見つけました。


 ダイオウイカは知らないでしょう

 『ダイオウイカは知らないでしょう』 

 西 加奈子 / せきしろ 著 マガジンハウス刊



 今をときめく作家お二人が、短歌に挑戦!


 
 西 加奈子女史は 『さくら』 『きりこについて』 など独自の作風を持ち、


 せきしろさん(ハリセンボンのはるかちゃんの恋人という噂)は、

 
 「無気力文学」というジャンルを創ったと言われる方。


 
 ということで、もともとの素養は十分過ぎる方たちですが…。


 
 いいなあ、自由って。



 現代短歌って、「素人の時代」と言われてるそうですが


 (長年やればやるほど、みずみずしさが失われて

 技巧的になってしまうということで。)


 その意味が、ホントによく分かります。


 プロの歌人って、つくづく大変だなあ。



 ゲスト(歌人から、作家・お笑いなどいろいろ)から


 お題を出されるのですが、


 二人の歌は、見事なまでに「ぶっ飛んでる」のです。



 三十一文字じゃないことも、何の不思議もないというか。


 「そう来たか」

 「えぇ~!そっちなの?!」 みたいな。



 難しいはずのお題も、


 まんまとすり抜けて、すこ~んとつき抜けてます。


 笑いとったり、せつなかったり。



 
 これは、

 マガジンハウスの雑誌 『アンアン』 に

 「短歌上等!」 として (タイトル素敵でしょう?)

 約1年半にわたって連載されていたものです。


 マガジンハウスの雑誌、大好きです。センスよくて。


 これと、「村上ラジオ」が楽しみで。


 
 最後に。


 単行本化されるにあたって、

 タイトルとなった加奈子女史の一首を。


 解釈はご自由にお願いします。


 (プロの穂村 弘氏も大絶賛でした。)




 あの方が覚悟を決めた瞬間をダイオウイカは知らないでしょう

 
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