速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
皆様 突然ですが。
俳句派でしょうか? それとも 短歌派でしょうか?
私は昔からダンゼン短歌派です。
(どっちでもねえよ!という声も聞こえてきそうですが。)
俳句って、音数が少なく(十七文字)
余計なものをそぎ落とし過ぎちゃって、
なんだかもの足りない、枯れきった感じがするのです。
季語の制約があるのもハードル上がる気がして。
(俳句派の皆様、失礼なこと言ってホントすみません。
その味わいが分かるようになるのには、私はまだ未熟過ぎるということで。)
短歌は短歌でもちろん、
奥深く難しいことには変わりないのですが。
「意外と面白そう」
「ちょっとやってみようかな」
と思わず言ってしまいそうな本を見つけました。
『ダイオウイカは知らないでしょう』
西 加奈子 / せきしろ 著 マガジンハウス刊
今をときめく作家お二人が、短歌に挑戦!
西 加奈子女史は 『さくら』 『きりこについて』 など独自の作風を持ち、
せきしろさん(ハリセンボンのはるかちゃんの恋人という噂)は、
「無気力文学」というジャンルを創ったと言われる方。
ということで、もともとの素養は十分過ぎる方たちですが…。
いいなあ、自由って。
現代短歌って、「素人の時代」と言われてるそうですが
(長年やればやるほど、みずみずしさが失われて
技巧的になってしまうということで。)
その意味が、ホントによく分かります。
プロの歌人って、つくづく大変だなあ。
ゲスト(歌人から、作家・お笑いなどいろいろ)から
お題を出されるのですが、
二人の歌は、見事なまでに「ぶっ飛んでる」のです。
三十一文字じゃないことも、何の不思議もないというか。
「そう来たか」
「えぇ~!そっちなの?!」 みたいな。
難しいはずのお題も、
まんまとすり抜けて、すこ~んとつき抜けてます。
笑いとったり、せつなかったり。
これは、
マガジンハウスの雑誌 『アンアン』 に
「短歌上等!」 として (タイトル素敵でしょう?)
約1年半にわたって連載されていたものです。
マガジンハウスの雑誌、大好きです。センスよくて。
これと、「村上ラジオ」が楽しみで。
最後に。
単行本化されるにあたって、
タイトルとなった加奈子女史の一首を。
解釈はご自由にお願いします。
(プロの穂村 弘氏も大絶賛でした。)
あの方が覚悟を決めた瞬間をダイオウイカは知らないでしょう
PR
この記事にコメントする