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速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、 適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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 さて、いきなりですが問題です。




 「その国の印刷技術の粋を集めた最高の印刷物」


 
 とはいったい何でしょう?




 正解は…?





 紙幣 です。





 ということで、



 今回は、偽札造りのお話を。



 奪取

  『 奪取 』 真保 裕一著 講談社刊 



 
 この作品、初版は1996年!に発行されています。



 (元は新聞連載だそうです。)




 ということで、5千円札がまだ



 新渡戸 稲造だった頃なのですが…。



 
 確かに15年以上も前の古いお話ですが、



 これほどの心躍る犯罪小説は



 類を見ないと思います。



 (あくまで私見ですが、


 
 読まれた方はきっと頷いてくださるはず。)




 今でも全く古さを感じさせません。





 素晴らしい作品に出会うたび



 いつも思うのですが、



 一流の書き手に共通すること。




 それは、




 「本来の話の筋が魅力的なのはもちろん、他の知識も与えてくれる」 



 ということ。




 これがまた、



 蘊蓄があり過ぎたりすると、イヤミになってしまうのでしょうが。




 そこは、「一流」ですからね(笑)。




 「なるほど、そうなのか!」と素直に感動し、




 印刷技術にかなり詳しくなります。



 
 
 私は、この作品を何度も読み返しています。



 そして読むたびに毎回ワクワクしています。





 どんな理由があるにせよ、


 
 犯罪はいけません。もちろん。





 だけど、



 誰も傷つけることなく、国家権力と闘うことを


 
 痛快でカッコいい!



 と思ってしまう自分がいます。




 (怪盗ルパンに憧れるのと同じ心理ですね。)





 私がこの作品を忘れられないもう一つの理由。




 それは、章の構成にあります。



 『 手塚道郎篇 』 『 保坂仁史篇 』 『 鶴見良輔篇 』 



 彼らの関係とは…!?




 エピローグまでワクワクが止まりません。




 予言します。
 



 読んだ方、最後の最後に、



 「あっ!」



 と言うでしょう。

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