速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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すっかり秋めいて来ましたね。
今日はきりっと晴れた祝日

読書


せっかくですから、
ちょっと難しい本に取り組んでみようかと思いまして。
『ルネサンスとは何であったのか』 塩野 七生 著 新潮文庫
ご存知、『ローマ人の物語』 シリーズで有名な方ですが。
他にもたくさん作品を著しておられます。
これは「ルネサンス」について、
氏ならではの定義を、対話形式で説いたものです。
堂々としたゆるぎない文体で、
まさに「歴史家」と呼ぶにふさわしい方です。
気合いを入れて、ガチで取り組んで読む本です。
だらだらと、寝っ転がって読めません(笑)。
塩野氏の作品を読むたび、
自分の美学や理論が貫き通されていて、
「格好いいな、潔いな」と
憧れを抱きます。
「潔い女性」といえば。
私の中で浮かんでくるのは
『流れる』 幸田 文 著 新潮文庫
幸田さんの作品は、
いつもきりっとしていて、背筋が伸びる感じがします。
随筆(エッセイというよりもこちらの方がしっくり来る)も、
読みやすいけれど、それなりの覚悟が必要、というか。
何事にも備え万端で、すきがない。
どこで読んだのか、
「風呂敷や紐の結び目をきっちりと結び過ぎて、次にほどけない」
といったようなくだりがあったのが、
彼女の性格を象徴しているようで印象深いです。
そしてもう一つ。
『建礼門院右京大夫集』 久松 潜一 他 校注 岩波文庫
高校のときに、古文の授業で出会った忘れられない作品。
当時の女性とは思えない、
あっさり、さばさばとした文体。
だからこそ、余計に
本人や建礼門院の哀しみが沁み込んでくる感じがありました。
敬語がやたらと多い古文の世界で、
ある意味、異彩を放つ作品。
カルチャーショックだったなあ。
ずっと読み直してみたい!
と思いつつ、年月が過ぎてしまいました。
より最近に出版された全訳集もあるようですが、
ここは岩波とじっくり向かい合ってみようと思います。
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