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プロの話が大好きです…。
「その道」を知る人の話は、
奥が深くて、なるほどなあと感心することばかり。
ということで、今回は
「プロが語る本」の紹介を。
1冊目は、
『スパイのためのハンドブック』 ウォルフガング・ロッツ 著
ハヤカワ ノンフィクション文庫
ふらっと本屋さんで見つけて、即買いした本です。
基本はケッティーなので、あまりこういうことはしません(笑)。
ある諜報機関で活躍した大物エージェントが教えてくれる、
スパイ活動について。
この本の面白いところ。
華々しい活躍の裏にある、
情報部の上司への経費計上の方法。
本当の自分との折り合いのつけ方。
引退後の生活法。
めっちゃリアル。
ハードボイルド調かつアイロニーに満ちた文体で
書かれていますが、実はユーモラス。
でも、犠牲にしてきたものも多い。
幸せって?
『三島由紀夫レター教室』 三島 由紀夫 著 ちくま文庫
いわゆる「書簡体形式」の作品です。
きちんとした小説として成立していながら、
いろんな状況下で書く手紙の文例集としても機能しています。
さすがのミシマ先生ならではのウィットで
高等テクニックを教えていただけるという、お得な本。
最終章は、『作者から読者への手紙』。
氏の「ものを書く」、という姿勢が
ここに集約されている気がします。
これを反映して、ブログが書けるようになればいいんですけど、ね。