速読スクール内で起こる出来事や、講師のプライベートなど、
適当に思いつくまま綴っています・・・気まぐれ三昧です、はい。。。
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ここ数年、お正月は必ず同じ本を読み返すことにしています。
それは、
『薔薇の名前(上・下)』 ウンベルト=エーコ 著 東京創元社刊
エーコは世界的に有名な記号論学者。
彼の膨大な知識によって生まれたモンスター的作品です。
謎、宗教、歴史、恋愛…
と、文学に不可欠な要素がこれでもか!これでもか!とてんこ盛り。
これでベストセラーにならないはずがありません。
とってもとっても面白いのですが、とにかく難解で、複雑で、深遠です。
だけど、それこそがこの作品の真骨頂だと思っているので、
中世の、壮大でゴシックな感じが大好きな私は、
長期休暇中(だからお正月に。夏というイメージはないので)、
じっくり腰を据えて、
読みながら調べ、調べながら読み…
を毎回繰り返している感じです。
ただ、読んだ後の感想として確実に言えること。
自分がめっちゃ賢くなったような気がします(笑)。
それから・・・
氏の別作品の邦訳が、今日の新聞広告に出ていました。
『バウドリーノ(上・下)』 岩波書店刊
おそらく最新刊だと思うのですが、オリジナルは2003年に出ているんですね。
こんなに年数が経っているのは内容が複雑で、翻訳に手こずったからでしょうか?
広告には、
「エーコの中世世界が再び動き始める。」とあり。
『フーコーの振り子』 に挫折した私としては、これは読破したいと思います。
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