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大人になればなるほど、
ケストナーの素晴らしさに心から敬服している私です…。
一年に数度(かなり頻繁!?)、
ケストナー熱が出て、同じ作品を何度も何度も読み返してしまいます。
『 飛ぶ教室 』 エーリヒ・ケストナー著
ケストナー少年文学全集 4 岩波書店刊
クリスマスを間近に控えた、寄宿舎生活を送る少年たちと、周囲の大人たち。
全く女の子は出て来ません。
ですが、女の子でもすんなりとこの世界へ入っていけます。
そして、必ず
「男の子の友情っていいなあ」ってうらやましくなると思います。
どの子も最高にチャーミングですが、
私はやっぱりヨーニーが一番かなあ?
(マッツも大好きだけど。)
まえがき(第一と第二!)とあとがき。
ケストナーが素敵な登場をします。
そうです、彼はいつだって子どもの味方なのです。
カッコよくないところが、たまらなくカッコいい。
私の大切なお友達に、筋金入りのケストナーファンがいます。
幼い頃、『ふたりのロッテ』 を読んで、
初めて「局留め」なるものを知った、とのこと。
素敵な思い出でしょう?
― そして、皆様にお願い ―
ケストナーはどれも名作であるがゆえに、
いろんな方の翻訳が出ています。
だけど、やっぱりなんといっても
高橋 健二訳!!で読んでください。
彼はまごうことなき天才です。
以前、書評欄で絶賛されていた本です。
『この世でいちばん大事な「カネ」の話』 西原 理恵子著 理論社刊
壮絶!!な人生を、すべて笑いに変えて、マンガ家として生きているサイバラさん。
お金について語ることが、あまり上品なことだとはされていない日本という国で、
これから大人になっていく子どもたちに、
自分自身のお金についてのとらえ方やモラルを、
経験談・失敗談(ちょっとやそっとの程度じゃない!)をふまえて、すべて語ってくれています。
悲しい現実を、いつも明るく笑い飛ばしているけれど、
ホントはネクラな人が書く、せつない話が私は大好き。
それを私は、「トホホ感」と読んでいるのですが。
サイバラさんの語り口はまさにトホホ感。
そして極めて常識的で、正しい。
『最下位の人間には、最下位の戦い方がある』
『後ろを振り返るとこわいから、必死で前を見ていただけ』
『生きていくなら、お金を稼ぎましょう』
『毎日、毎日、働くことがわたしの「祈り」』
なにげないけど、素敵でひたむきな言葉がいっぱい。
私もがんばらなくては

小学校から高校までの国語の教科書って、
上質な作品ばかりが集められていたなあ
と、つくづく感心しています…。
(大学に入ったら、
教授が自分の書いた本を
教材として、無理やり買わせたりするんですけど

とってもいい本を見つけました。
『 教科書に載った小説 』 佐藤 雅彦 著 ポプラ社刊
さすが、佐藤氏だけあって、
「定番すぎる定番」はここには載っていません。
ただ、どの人にも
「ああ、確かにこれ読んだなあ」と
ノスタルジックな気分になれる一篇が
必ず見つかると思います。
「面白い」という言葉の語源。
そして、いろんな種類の面白さがある、ということに
ハッとさせられます。
装幀も潔い。
かくいう私も、恥ずかしながら
ここに織り込まれた作品で読んだことがあるのは、
一篇だけでした。
それは
『 形 』 (菊池 寛 著)
菊池 寛の作品、私はずっと大好きです。
高校のときに出会ったのが、
『 藤十郎の恋・恩讐の彼方に』 菊池 寛 著 新潮文庫
読めば読むほど深みを感じる
いぶし銀の短篇ばかり。
これ一冊で十分。
どれもどれも素晴らしいけれど、
やっぱり、私の中でのNo.1は
『忠直卿行状記』 。
ぜひぜひ読んでください。
大人になればなるほど、
忠直卿の存在は
痛いほどせつなく感じられるようになると思います。
成績のためもあって、
好むと好まざるにかかわらず
読まされて来た教科書だけど、
そのことに今は感謝です。
広島時代、私が愛情を捧げていたもの…
それは
パン
とにかく、
いろんなパンを
お友達(パンマニアが多かった!)とお取り寄せしたり、
評判のお店を巡ったり。
自分で焼いてみてたときもありました。(イマイチだったけど。)
今でも、もちろん大好きではありますが。
(最近は島根の益田市にあるパン屋さんがお気に入り。)
我ながら、かなり食べつくした感あり。
昨今は、巣ごもりブームの影響もあるのか?
ホームベーカリーを利用している方が多いとか。
健康的だし、安全だし。
本格的に、天然酵母を起こしておられる方まで。
三洋電機の「GOPAN」は、超ヒット商品ですよね。
お米を入れるという発想、すごいと思います。
で、偶然見つけたこの本。
『 ブランジュリ タケウチ どこにもないホームベーカリーレシピ 』 柴田書店刊
この「ブランジュリ タケウチ」 というお店、
おそらく大阪で一番人気のあるパン屋さん。
すぐ近くに
靭(うつぼ)公園があって、
買って早速そこのベンチで食べてる人も多かった記憶が。
そこのご主人、竹内さんが
ホームベーカリーのために考えたレシピ。
すごく贅沢。
焼き上がりの写真もとってもおいしそう。
家で焼いたとは思えない感じ。
パンに合うおしゃれなデリなんかも紹介されています。
「最初は楽しくて、どんどん焼いてたけど、
いつの間にか飽きちゃって、近頃はあんまり使ってないなあ」
という方、ぜひ読んでみてください。
突然、ふっと
クイズがやりたくなりました。
なので、早速
図書館に行って、借りて来ました。
(ちゃんとクイズのコーナーとかもあるんですね。)
以前から気にはなっていたけれど、
じっくり読んだことのなかった2冊。
『頭の体操 BEST』 多湖 輝 著 光文社刊
これぞ、元祖脳トレ。
第1集はなんと40年以上も前に出版されているんですね。
そういえば、私が小学生の頃にはもうかなりシリーズ化されてたような記憶が…。
著者の多湖先生は、かなりのご高齢ですが、
現在もニンテンドーDSの「レイトン教授」 シリーズの監修など、
精力的に活動されています。
それってやっぱり、ずっと頭を使い続けていらっしゃるからでしょうね。
「頭を使う」のは、もちろんどんな人でも行っている行為ですが、
「垂直思考」 か 「水平思考」 か?
そのどちらであるかは、生活自体を大きく左右するものだと思います。
「ひらめき力」 や 「発想力」 が生まれるのは、
「水平思考 (ラテラル・シンキング)」 から。
「多様な視点から、物事を見ることで直観的な発想を生み出す」
という定義です。
これを鍛えるためのもう一冊が、
『 ポール・スローン の ウミガメのスープ 』 エクスナレッジ刊
論理の筋道がやや長すぎて、
「風が吹いたら桶屋が儲かる」 的な解答を強いられることもありますが、
シニカルで、ダークな雰囲気は
インパクト大。
スコットランドとアイルランド出身の2人の共著だというのがよく分かります。
こちらは、「スローンとマクヘールの謎の物語」 として
DSでも挑戦できます。
私、「2011年は 『ダンドリスト』 になる!」
宣言をしました。
「ピンチをチャンスに!」 してくれる
水平思考力を鍛えて、
「脱・テンパリスト」 を目指します。